
2010年05月24日
東京ガス・エンジニアリング株式会社
東京ガス・エンジニアリング株式会社(社長:相原啓二、東京ガス100%出資子会社、以下「東京ガス・エンジニアリング」)は、このたび、バイオエナジー株式会社(社長:岸本悦也、株式会社市川環境エンジニアリング子会社、以下「バイオエナジー」)が実施する「バイオガス都市ガス導管注入実証事業」の実証設備を受注いたしました。
本実証事業は、昨年10月に一般社団法人都市ガス振興センターに採択されたものです。食品系廃棄物等のバイオマスから発生するバイオガス(メタン:60%、二酸化炭素等:40%)を精製し、都市ガスと同等の成分、熱量に調整し、付臭の上、圧縮装置を用いて東京ガス株式会社(社長:岡本毅、以下「東京ガス」)の導管網に注入するシステムの実証を目的とします。
食品残さ由来のバイオガスを都市ガス導管へ注入することは、日本で初めてとなります。
東京ガス・エンジニアリングは、長年培って参りました都市ガス全般のエンジニアリング技術をもとに、バイオエナジーの実証設備建設に応札し、受注することができました。本設備の重要な要素である精製装置(二酸化炭素除去、酸素除去)は、綿密な検討、試験を行い、高い精製能力が長期間連続で維持可能な大陽日酸株式会社(社長:松枝寛祐、以下「大陽日酸」)のPSA(Pressure Swing Adsorption:圧力変動吸着)装置※を採用することにいたしました。
本設備は、本年10月末に稼働を開始します。これを契機に東京ガス・エンジニアリングは、下水消化ガスならびに食品廃棄物等のバイオガスの都市ガスの原料をはじめとした利用促進に向けて、当社のエンジニアリング技術を活用して参ります。
※PSA装置:
活性炭などの吸着材を充填した吸着塔で、吸着剤に対するガスの吸着性の違いを利用してバイオガス中の二酸化炭素とメタンを分離する装置。吸着塔の加圧・減圧を交互に繰り返すことで、高純度に精製されたメタンを連続的に得ることができる。
以上
【本件に関するお問合せ先】
東京ガス・エンジニアリング株式会社
開発営業部 石塚、高橋
Tel:03-5480-6816
【参考】
A.事業概要
バイオエナジーは、食品リサイクル法に則った食品循環資源の再利用事業を目的に、2003年7月に設立され、東京都が整備した「スーパーエコタウン」(東京都大田区)内に建設したバイオエナジー城南島食品リサイクル施設のメタン発酵処理プラントで、日本最大の食品残さメタン発酵処理事業を行っています。
メタン発酵処理プラントで製造したバイオガスは、発電を行うとともに発電時の排熱を回収し、プラント内で有効に利用しています。しかし、バイオガスの原料である食品残さの増加や発酵効率の向上に伴い、バイオガスが想定以上に発生することから、新たな利用方法について検討を進めて参りました。
東京ガスは、環境経営トップランナーとして、新エネルギー利用促進を通じて地球温暖化対策へのさらなる貢献を図ることを目的に、2008年4月に「バイオガス購入要領」を発表し、バイオガスの都市ガス導管ネットワークへの受入れ、購入の準備を進めて参りました。
この様な環境のもと、2009年7月に一般社団法人都市ガス振興センターが「バイオガス都市ガス導管注入実証事業」を公募、バイオエナジーが同実証事業に応募し、2009年10月に採択されました。
今回受注した「バイオガス都市ガス導管注入実証事業」の設備について

B.会社概要